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費者と企業の長期的な関係性を重視する最近のマーケティングにおいてコミュニケーションがより重視されている。また技術的にもこれまでのマーケティング・コミュニケーションがインターネットにより変容している。大量生産・大量消費に見合うマスメディアによる広告などが見直されている。具体的に言えば、マス(大衆)を対象とする一方的なテレビCMなどがその影響を受ける代表的なものであろう。つまり、食品の安全性ともに「顔の見える生産者」ということがよく言われる。このことは、生産者がまさにより正確な情報を個々のさまざまなニーズを持つ消費者に提供することの大切さを言っているのであろう。消費者は一方的に企業の出すCMなどの情報を受動的に受け取るだけの大衆ではないのである。
消費者が知りたい情報をこれまでのテレビCMは提供してきたのであろうか。インターネットが近い将来、本格的に茶の間に入る日がくる。テレビでインターネットが見られたり操作されたりするであろう。つまり、テレビでおいしい果物などを作っている農家の人々の姿がすぐに、いつでもネット動画で見られるようになれば、今までのイメージ広告はどのような影響を受けるだろうか。しかも、ネット動画はビデオが撮れれば簡単に生産者自ら制作できるのである。また、消費者自身もインターネットを手段にして情報を能動的に発信できるのである。それはこれまでの大手の広告代理店が主導してきた一方的なテレビCMに大きな影響を与えるであろう。
インターネットがマーケティングにおけるコミュニケーション革命を促進している。それはまた、これまでのマーケティングをより消費者重視の方向に変えるはずである。その方向を推し進めるべくわれわれゼミではネット動画を実践的に制作し展望をもちながら学んでいる。 |